兵庫県豊岡市にある城崎温泉は、1300年以上の歴史を持つ関西屈指の温泉街です。風情ある川沿いの柳並木や、下駄のカラコロという音が響くレトロな街並みは、訪れる人の心をゆったりと包み込んでくれます。今回は、「城崎温泉の観光を1泊2日で満喫したい」と考えているあなたに向けて、外湯巡りや絶品グルメ、おすすめの観光スポットを巡る充実の旅プランを詳しくご紹介します。
カップルでの旅行や家族旅行、友人同士の旅など、どのようなシーンでも楽しめる魅力が詰まっています。2026年7月現在、新しいお店やスポットも増えており、今まさに訪れたい魅力的な温泉街です。この記事を参考に、素敵な思い出になる1泊2日の旅を計画してみてくださいね。
城崎温泉の観光を1泊2日で満喫するための基本情報と見どころ
城崎温泉といえば、なんといっても「外湯(そとゆ)巡り」が有名です。街の中に点在する7つの温泉施設を巡ることで、それぞれ異なる雰囲気やご利益を楽しむことができます。まずは、外湯巡りをより楽しむためのポイントからご紹介します。
7つの個性豊かな外湯を巡る
城崎温泉には、それぞれ特徴の異なる7つの外湯があります。商売繁盛や夫婦円満、子授けなど、温泉ごとに異なるご利益が信じられています。外湯はそれぞれ歩いて回れる距離にあり、温泉街全体がひとつの大きなお宿のような造りになっています。すべてを1日で回るのは大変なので、1泊2日の旅の中でいくつかの温泉をピックアップして巡るのがおすすめです。お気に入りのお湯を見つけるのも楽しいですよ。
浴衣と下駄で街を歩く楽しさ
城崎温泉では、多くの宿が色鮮やかな浴衣を用意しています。宿にチェックインした後は、お気に入りの浴衣に着替え、下駄を履いて街へ繰り出しましょう。夕暮れ時の川沿いを歩く時間は、とても贅沢なひとときです。柳の葉が風に揺れ、石橋の上で写真を撮れば、どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。下駄が響かせるカラコロという心地よい音を聴きながら、のんびりと歩くだけで日常の忙しさを忘れることができます。
外湯巡りチケット「ゆめぱ」の活用
外湯をたくさん巡りたい方におすすめなのが、外湯一日周遊券の「ゆめぱ」です。これがあれば、1日中何度でも外湯を利用することができます。宿に宿泊する場合、多くのプランにこのデジタルチケットが含まれています。スマートフォンや専用のバーコードを使って簡単に各温泉へ入場できるため、とても便利です。湯上がりに手ぶらで散策できる気軽さも、城崎温泉ならではの魅力といえます。
城崎温泉の観光を1泊2日で満喫する理想的なスケジュール:1日目
ここからは、城崎温泉の魅力を余すところなく楽しむための、具体的な1泊2日の観光スケジュールをご案内します。1日目は温泉街の雰囲気に慣れ親しみ、外湯巡りと夜の風情を楽しむプランです。
12:00 城崎温泉駅に到着・まずは宿に荷物を預ける
旅のスタートは城崎温泉駅からです。駅に到着したら、まずは宿泊する宿に荷物を預けましょう。駅から温泉街の中心部までは歩いてすぐの距離です。荷物を預けて身軽になることで、これからの散策がずっと楽になります。駅周辺にはお土産店や飲食店が並んでおり、到着した瞬間から温泉街ならではの賑やかな空気を感じることができます。
13:00 柳並木の川沿いを散策&食べ歩きランチ
身軽になったら、城崎温泉を代表する大谿川(おおたにがわ)沿いを目指して歩きましょう。川の両脇に美しく整えられた柳並木と石造りの橋が続き、まさに思い描いていた城崎温泉の景色が目の前に現れます。お昼ご飯には、地元の名物である但馬牛の串焼きや、カニを贅沢に使ったお寿司、食べ歩きにぴったりの温かい肉まんなどがおすすめです。川沿いのベンチに座って、流れる水を眺めながら美味しいグルメをいただく時間は、旅の始まりにふさわしい贅沢なひとときになります。
15:00 宿にチェックイン・お気に入りの浴衣に着替える
少し散策を楽しんだら、一度宿に向かいチェックインを済ませます。お部屋で少し休んだ後、宿で貸し出している浴衣に着替えましょう。女性向けの可愛い色浴衣や、男性向けの渋いデザインの浴衣など、たくさんの種類から自分に似合うものを選ぶ時間はとてもワクワクします。着付けが苦手な場合でも、宿のスタッフが優しく教えてくれるので安心です。足元は下駄を選び、湯かごを持って外湯巡りへと出発しましょう。
16:00 夕暮れ前の最初の一湯へ
浴衣姿になったら、いよいよ外湯巡りのスタートです。最初におすすめなのは、温泉街の中心近くにある「一の湯」です。江戸時代の名医に「天下一の温泉」と称されたことが名前の由来となっており、桃山様式の歌舞伎座を思わせる建物が印象的です。中には洞窟風呂があり、岩肌に囲まれた独特の雰囲気の中でゆったりとお湯に浸かることができます。旅の疲れがじんわりとほぐれていくのを実感できるはずです。
18:00 旅館でいただく絶品のこだわり夕食
温泉で体がぽかぽかに温まったら、お待ちかねの夕食の時間です。城崎温泉の旅館では、日本海で獲れた新鮮な海の幸や、兵庫県が誇る但馬牛をたっぷり使った料理が並びます。冬のシーズンであればカニ尽くしの会席、その他の季節でも地元の新鮮なお刺身や香ばしい但馬牛のステーキなど、その時期に一番美味しい食材をいただけます。個室や食事処でゆっくりと美味しい料理に舌鼓を打つ時間は、1泊2日の旅の中でも大きな思い出のひとつになるでしょう。
20:00 夜の温泉街を散策・灯りに照らされた街を歩く
夕食の後は、ぜひもう一度外へ出かけてみてください。城崎温泉の本当の魅力は、夜にあると言っても良いほどです。川沿いの柳並木が街灯で優しく照らされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気に包まれます。下駄の音を響かせながら、夜風を浴びて歩くだけでもロマンチックな気持ちになります。夜遅くまで営業している外湯「御所の湯」や「柳湯」などを訪れて、2つ目の温泉を楽しむのもおすすめです。御所の湯は広々とした露天風呂があり、夜空を見上げながらの入浴は格別の心地よさがあります。
城崎温泉の観光を1泊2日で満喫する理想的なスケジュール:2日目
2日目は、朝の爽やかな温泉街からスタートし、少し足を伸ばしてパノラマの絶景や、お土産選びを楽しむプランです。最後まで充実した時間を過ごしましょう。
08:00 朝一番の澄んだ空気の中で朝風呂
少し早起きをして、朝の温泉街に出かけてみましょう。朝の空気は澄んでいてとても気持ちが良く、まだ人が少ない静かな川沿いを歩くことができます。朝早くから開いている外湯「さとの湯」や、宿の内湯で朝風呂を楽しむのがおすすめです。体がすっきりと目覚め、心地よい1日のスタートを切ることができます。入浴後は、宿で丁寧につくられた和朝食を美味しくいただき、出発の準備を整えましょう。
10:00 城崎温泉ロープウェイで絶景スポットへ
チェックアウトを済ませたら、温泉街の奥にある「城崎温泉ロープウェイ」へと向かいます。このロープウェイは、温泉街の守護寺である温泉寺を経由して、大師山の山頂まで繋いでいます。山頂の展望台からは、眼下に広がる城崎温泉の街並みはもちろん、日本海まで見渡せるパノラマの景色が広がります。山頂にあるカフェでお茶をしながら絶景を眺める時間は、とても清々しく、心がリフレッシュされるのを感じるでしょう。途中にある温泉寺の歴史ある本堂に立ち寄り、お参りをするのもおすすめです。
12:00 日本海の新鮮な海の幸を使ったランチ
山から下りてきたら、お待ちかねのランチタイムです。城崎温泉の周辺は、日本海に近いため新鮮な魚介類が豊富に揃っています。駅前の通りや川沿いには、豪華な海鮮丼や、丁寧に握られたお寿司、季節ごとのカニ料理を提供するお店がたくさん並んでいます。プリプリとした食感の甘エビや、コクのあるカニの身を贅沢に乗せた丼ぶりは、一口食べればお腹も心も満たされる美味しさです。お店ごとにこだわりのメニューがあるので、お気に入りのお店を見つけて入ってみましょう。
13:30 賑やかなお土産通りでお買い物
お腹がいっぱいになった後は、旅の思い出やおすそ分けにぴったりのお土産を選びましょう。駅前通りには昔ながらのお土産屋さんと、おしゃれな雑貨店がバランスよく並んでいます。地元の特産品を使ったカニせんべいや、温泉水を使ったコスメ、伝統工芸品である「麦わら細工」など、城崎ならではのアイテムが豊富です。自分へのご褒美に、小さくて可愛い和小物を選ぶのも楽しいお買い物時間になります。
14:30 旅の終わりに足湯でひと休み
電車の時間まで少し余裕があれば、駅のすぐ近くや街のあちこちにある「足湯」を利用してみましょう。無料で気軽に利用できるスポットが多く、歩き回って少し疲れた足を温めるのにぴったりです。足を温めながら、この2日間の楽しかった思い出を振り返る時間は、旅の締めくくりにちょうどよい穏やかな時間をもたらしてくれます。
城崎温泉の観光を1泊2日で満喫するために味わいたい名物グルメ
1泊2日の限られた時間の中で、ぜひ味わってほしい美味しいグルメをご紹介します。温泉街を散策しながら、気になる味を体験してみてくださいね。
ブランド牛「但馬牛」の贅沢な味わい
兵庫県を代表する但馬牛は、きめ細やかな霜降りと上品な脂の甘みが特徴の高級牛肉です。城崎温泉の街中では、本格的なステーキやしゃぶしゃぶはもちろん、もっと手軽に但馬牛を味わえるお店がたくさんあります。特に人気なのが「但馬牛のメンチカツ」や「但馬牛まん」です。サクサクの衣からジュワッと肉汁が溢れるメンチカツは、小腹が空いた時の食べ歩きにぴったりです。お肉本来の旨味がぎゅっと詰まっていて、とても贅沢な気持ちにさせてくれます。
見た目も可愛いひんやりスイーツ
温泉に入って体が温まった後は、甘くて冷たいスイーツが欲しくなります。城崎温泉には、地元の牛乳を使った濃厚なソフトクリームや、季節のフルーツをたっぷり使ったパフェ、和洋折衷のプリンを提供するおしゃれなカフェが揃っています。特に瓶に入ったなめらかな「城崎プリン」は、とろけるような食感が人気で、お土産としても喜ばれています。浴衣姿でカフェのテラス席に座り、スイーツを食べる時間は、日常では味わえない特別な癒やしをもたらしてくれます。
すっきり爽快な地ビール
お酒が好きな方にぜひ試していただきたいのが、地元のクラフトビール「城崎ビール」です。温泉街の水や地元の自然を活かして丁寧に作られたビールで、ピルスナーやスタウトなど、いくつかの味わいがあります。湯上がりに、冷えたビールを喉に流し込む瞬間は、本当に言葉にできないほどの幸せを感じます。各飲食店で提供されているほか、お土産店でも手に入れることができるので、お部屋に持ち帰って夜の晩酌として楽しむのもおすすめです。
まとめ
城崎温泉の観光を1泊2日で満喫するモデルコースをご紹介しました。美しい柳並木の景色、情緒あふれる外湯巡り、そして地元の豊かな食材を使った美味しいお料理など、城崎温泉には何度でも訪れたくなるたくさんの魅力が詰まっています。1泊2日の旅が終わる頃には、心も体もすっきりとほぐれて、温かい満足感に満たされていることでしょう。次の週末や大切な記念日に、大切な人と一緒に城崎温泉を訪れて、のんびりと過ごす贅沢なひとときを計画してみてはいかがでしょうか。
